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アルコール依存症の人・避けられない飲酒の席での上手なかわし方(ちょっとズルだけど、効果てきめん!)


 アルコール依存症で、回復の為に断酒している人にとって、
どうしても避けられない、飲酒が伴うシーンにおいての、かわし方。

「お祝いの席だから、乾杯だけでも!」
なんて勧めららたりしたら、
キッパリ、「けっこうです‼︎」なんて、断りにくいですよね。

そういった場面で、いかにして上手にお断りするか。

考えただけでも頭抱えてしまう方、けっこういらっしゃるのでは?

今回は、
どうしても避けられない、飲酒を伴うシーンを上手くかわす術!
良いアドバイスが出来ると思います。

目次

①アルコール専門病棟で習った方法
 正攻法で攻めるなら。
②ちょっとズルかもしれないけど、
 そこまで勇気が持てない人にも効く方法
③周りの人たちを巻き込んで、
 断酒がストレスなく継続しやすくなります。


 

 ①アルコール専門病棟で習った方法
 正攻法で攻めるなら。

アルコール専門病棟では、
午前中が、アルコール依存症に関して、さまざまな方向からアプローチしながら行われる、医師や看護師、外部からの講師の方などによる講義が行われます。

そして、午後からは、看護師が中心となって、いくつかの班に分かれてのワークアウトがありました。

そのワークアウトの中で、
「退院後に飲酒を伴う席での振る舞い方」
というカリキュラムがあり、
飲酒を勧める側と、勧められて断る側を、双方とも患者が行いました。

いざ、退院後にそういう場面に出くわした時にしっかり対処できるように。
入院中にしっかり訓練しておきましょう。
という意図で行われていたようです。

なかなか楽しいカリキュラムでしたよ!

わたしが属していた班が演じた(?)シチュエーションは、「結婚式」でした。
勧める役は、新夫婦の親役や、親族、友人などに扮して。
勧めらめる役は、これまた新夫婦の親役や親族、友人などに扮します。

それぞれ、思い思いに勧めたり、勧められたりしましたが、
断り方には、みんな四苦八苦していました。

難しいですよね。
勧める方は、勧めている人が、まさかアルコール依存症だとは知らないわけで、
「.乾杯だけでも!」とか、「お祝いですから!」
とかいった調子でガンガン勧めてきますので、
のらりくらりしていると、
「まぁまぁ・・!」とか言いながら、良かれと思って、ビールが入ったグラスを渡されてしまいます。

みんなが一通り、三文芝居を終えると、
看護師さんの話がありました。

こういう、飲酒が避けられない場面には、多少、断酒が継続できている人だとしても、行かないのがベストである。と。

先程の、断り切れずに、グラスを持たされた人のように、
せっかくの断酒をこういう場面のせいで、台無しにされて、挙げ句の果ては、その勢いでアルコールの再飲酒に繋がった例もけっこうあったそうです。
怖っ!

そこで、断り方として看護師さんが示してくださったのは、
まさに、正攻法。
カミングアウトしろ!というものでした。

言わずもがな、行かなくても許されるならば、基本は、飲酒を伴う席には出席しないこと。

どうしても避けられない場合は、
その場に集う人たち、出来れば全ての人に、
それが無理なら、主だった人には必ず、
自分がアルコールの問題を抱えているので、今、アルコールを絶つています!
と、堂々と宣言しなさい。
とのことです。

確かに、アルコール依存症は病気であるから、全く恥じる必要はないのです。ないのですけど、
「わたし、アルコール依存症なんです!」
と、堂々と宣言できるほどハートが強い人ならば、
アルコールに依存しないといけないような弱い部分は、ハナから持ち合わせていないと思いませんか?

今、主婦や比較的若い女性のアルコール依存症のが多くなったのが(潜在患者も含めて)社会問題化していますよね。

若い人や家庭の主婦、仕事をもつサラリーマンなどは、家族などの狭い世界だけでなく、会社や人付き合い、子どもの関係など、それらのつながりを全く考えないで、
「病気なのだから恥ずかしがる必要はない,」
と強く出て、アルコール依存症だとカミングアウト出来る人はそれほど多くないように思います。

それが出来れば、アルコール依存症にはなっていなかったかも。と、反発したくなります。
(スミマセン!)


 

 ②ちょっとズルかもしれないけど、
 そこまで勇気が持てない人にも効く方法

家族はともかく、
職場の人やご近所さん、子どものママ友や今度ある同窓会で久しぶりに会う同級生。

自分がアルコールの問題を抱えているとしても、
アルコール依存症だと理解して、回復を目指して断酒を決意していたとしても、

なかなか言えませんよね。
「アルコール依存症で断酒しているので・・。」
とは。

出来るだけ、飲酒を伴う会食などには出席しなくていいように、神経を使っていても、
例えば、会社の忘年会や学校の同窓会などは、そうそう断ってばかりもできないものです。

ズバリ、ストレートにカミングアウトはとてもじゃないけど勇気がない。
と言って、毎回、いちいちそれらしい理由をつけて欠席するのも、かなり面倒で大変ですよね。

それに、お酒は飲まないで耐えられるとしたら、
たまには、気の置けない人たちとの楽しい会食も楽しみたいですよね、

わたしは、アルコール依存症を回復すべく、断酒に重い腰を上げて踏み出したばかりの時は、
飲酒を伴うシーンは、ことこどく出席を断っていました。
断酒を始めて、まだ日が浅かった頃は、
やはり、「乾杯ぐらいいいじゃん!」などと強く勧められたら、断り切れるものか・・・。
全く自信がありませんでしたので、
ホント、ことごとくお断りしていました。 

しばらく経って、断酒も板についてきて、周りの人が飲んでいても気にならなくなってきた。と自信がついた頃に、断酒開始以来、初めて、会社の忘年会に出席しました。
飲酒を伴う席に出席したのは.断酒を継続し出してから約1年以上経ってからでした。

さて、その際、お酒が飲めなくなったとした理由は?といいますと、

わたしの場合、アルコール依存症と診断された時と同時に、免疫系の肝臓の病気が見つかりまして、そちらの治療も同時進行中ですので、
ラッキーなことに(?) 飲酒が出来ないという理由に、「肝臓の病気のため」と、ある意味最強のワードを使うことができたのです。

「肝臓の病気」というと、中には、全然空気読めないでガンガン勧めてくる人もいるにはいましたが、
たいていの人は、お酒を勧めずに、烏龍茶などをオーダーしてくれます。

これには、正直言って、かなり助かりました。
肝臓の病気だと、会社や友人たちに広まってしまうと、
次からは、そのことを知っている誰もが、お酒を勧めてこなくなりました。

こちらは、断酒の継続もだいぶ落ち着いてきた頃ですので、烏龍茶などを飲みながら、出ているお料理を美味しく食べて、皆さんと楽しくおしゃべりなどしているといいわけです。

そこでです。
勘のいい方ならお分かりでしょうか?

「ちょっとズルだけど効く方法」として提案させてもらいたいのは、
わたしのように、「肝臓の病気」をお酒が飲めなくなった理由として周囲に宣言してから飲酒が伴う席に参上する。
ということです。

「えー?わたし、肝臓の病気なんかじゃないんだけど・・。」という方、

ご心配なく。
アルコール依存症になるまで飲酒している人は、
だいたい脂肪肝か、軽い肝炎にはなっているはずです。
(アルコール専門病棟での講義で、そんな風に脅されました!)

もし、そこで断酒を断念して、再飲酒してしまったら、あなたの肝臓は、もっと酷いステージに行っちゃうこと、間違いありませんので、
それを防ぐためにも、多少ズルだと心が痛もうとも、出来るだけストレスなく、効果的な理由を宣言してから、避けられない飲酒の席に挑むのは正解だと言わせていただきたいのです。

ちょっと乱暴かもしれませんが、
どうしても避けられない飲酒の席での、アルコールの断り方は.
アルコール依存症である。とカミングアウトするか、それができないなら、肝臓の病気を持ち出す。
これが一番、効果的でストレスを感じずにすむ方法だと思います。わたしの経験上ですが。

(身近な家族には、ちゃんとアルコール依存症であるので断酒している。と言ってあげて下さいね。
自分の問題にしっかりと向き合っている姿を見せてあげると、家族は何より安心するそうです!)


 

 ③周りの人たちを巻き込んで、
 断酒がストレスなく継続しやすくなります。

「肝臓の病気」を理由として、飲酒を伴う席でも飲酒が出来ない。とすることの利点として、
そのことが周知されてくると、
いちいち毎回断らないでも、周りの人たちが理解してくれているので、しつこく勧められることがなくなります。

それだけじゃなく、
理解してくれた人たちが、同席した会食時に、
飲酒できないことをまだ知らない人たちに、こちらがまだ何も言っていなくても、
「この人、病気治療中だから、お酒飲めないのよ!」
なんて、代わりに言ってくれたりしますから、
わざわざこちらから、毎回、理由を並べて断ったりする必要もなくなることがあります。

言わば、
わたしが飲酒できないことを、周りの人達が納得してくれて、それを他の人にもしっかりと伝えて、わたしを守ってくれる。というわけなんですね。

これは、ありがたいですよ。

ひとつの飲食の席で言っておけは、
そのことを理解してくれた人が他の席でも伝えてくれて、その輪がどんどん広がっていくのですから。

「肝臓の病気」などと大袈裟なことを言ってもいいのか?と、心配することはありません。
アルコール依存症の人や、それを疑うような飲酒状態の人は、まずはしっかりお酒から手を引くことが第一です。

そりゃ、ホントは、アルコール依存症だと堂々とカミングアウトして、飲酒を断れればいいのですが、ねぇ。
それが難しいから悩ましいわけですから、
ここは、出来るだけストレスなく、飲酒を断れる方が先決です!

というわけで、
少しズルかもしれないけど、とても効果的な「肝臓の病気」と誰もが納得してくれる理由を宣言して、周りの人達を味方につけて、

飲酒はこの際、綺麗さっぱり諦めて、
飲酒を伴う席でも、ストレスなく、
楽しい会食の時間を過ごしましょう!

一度、アルコールを諦める覚悟ができれば、
後は、周りの人達があなたの味方になってくれますよ。


「肝臓の病気」と宣言した以上、
アルコール依存症の人も、
そこまでまだ診断されていなくても、自分の飲酒に問題があるのでは?と心配している人も、
一度は、ちゃんとご自分の肝臓を医師に診察してもらいましょう。
とくに今のところ症状がなくても、肝臓を保護する薬などを処方してもらえます。

目指すは、ストレスのない、明るい断酒生活です!
アレコレ手を尽くして、ストレスを上手にかわして、断酒の継続を頑張っていきましよー!

コメント

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子育ても、ひと段落しました。 結婚生活も、とても穏やかに終了しました。 毎日、仕事と家のことと母との呑気な生活と。 慌しくも充実した日々を送っています。 食べることと、 漫画と、 小説と、 お肌な手入れと、 ナチュラル系のオシャレが好きな、 50代。まだまだ、これからです。 今、世間では、長期にわたる自粛生活で、 ほとんどの人が、今までとは全く違う生活様式に戸惑いながらも、少しずつ慣れてきたみたいですよね。 わたしも、仕事は、昨年はほとんど在宅で行っていましたが、 最近になって、また、職場に行って仕事ができるようになりましたので、 家でばかりの生活から少し解放されて、 ちょっと、緊張感が緩んできたのは否めないところです。 少し、おばちゃん的な心配事をお話させてください。 飲食店が飲酒の制限をされていることもあって、 「家飲み」というのが、いろんなところで注目されているようですね。 「家で飲酒する」という習慣は、すっかり定着してきています。 その上、 在宅ワークなどで家の時間が増え、 出勤しない分、自分で自由に時間の管理ができるようになりました。 休日と平日の境も曖昧になって、いつでも好きな時間に飲食可能ですので、 自分では、それほどの問題がある飲酒はしていない。と楽観視している方の中にも、 アルコールが入らないとどうもやる気がでない。 アルコールがないと、時間を持て余してしまう。 などといった、 すっかりアルコールに生活をコントロールされてしまっている可能性がある方が増えてきているかもしれません。 少しでも思いあたる方は、 すでに、アルコール依存症になってしまっているかもしれません。 かくいうわたしも、 今から10年前に、アルコール依存症と診断され、 当時の夫から依存症の専門病院に入れられた、 立派なアルコール依存症者でした。 でした。 と過去形で言っていますが、 決して、過去形ではないんですよ。依存症との闘いは。 これが、最も難しく、悩ましいところです。 わたしはアレヤコレヤありまして、 現在、7年程の間、運良く(?)、それこそ一滴のアルコールも身体に入れず、 今も、全く飲酒とは無縁の生活を、おかげさまで送れています。 でも、たとえ7年間、一滴のアルコールを身体に入れていなかろうが、 現在は全く飲酒とは無縁の生活をしていようが、 明日、 もし、 ビールを、一口だけ