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アルコール専門病棟を退院して1ヶ月で再飲酒をしちまった話。覚えているだけお話します。

 


アルコール専門病棟を退院して、
なんと、1ヶ月で再飲酒してしまった。
という情け無い実情をお話しなければなりません。

実は、アルコール依存症と最初に診断された頃や、アルコール専門病棟でのいろいろよりも、
再飲酒についての記憶があまりしっかりしていないのです。

何故なのか・・
いろいろ思い出しながら、書いていってみようと思います。

再飲酒の思い出は、自分が自分をコントロールできていなかった。ということがイヤというほど思い知らされた、後悔だけしかないものでした。

目次

①退院から日常に復帰したこと
②寂しさと好奇心と後悔
③隠れ飲酒
④吐血、再入院
⑤自分がアルコール依存症と認める


 


 ①退院から日常に復帰したこと

3ヶ月間のアルコール専門病棟を無事、退院できまして、普段の日常に戻ることができました。

わたしの場合、
吐血をして、アルコール依存症が発覚する前に、肝臓の病気が見つかりましたので、(アルコールを大量に摂取していたせいで、肝臓の病気が悪化するのも早くなったのです)
その治療のために1ヶ月。
それからアルコール専門病棟での3ヶ月。
合計4ヶ月もの間の入院生活となりました。

わたしも仕事をしていますから、
吐血入院から4ヶ月感、入院治療。ということで、職場に、お休みをいただきました。

もちろん、会社には、吐血して肝臓の病気
(自己免疫性肝という病気です。)の治療。ということで、長期の休暇を申請しました。

とても、アルコール専門病棟でアルコール依存症の治療をする。とは言えず、
あくまでも、別の方の病気の治療。ということで、休暇の申請をさせてもらいました。

わたしの場合は、アルコール依存症の発覚と肝臓の病気の発覚が同じタイミングでしたので、

家族は、アルコール依存症と病気がリンクしていることはもちろん知っていますが、
職場や近しい友人への長期入院の説明は、あくまで肝臓の病気の発覚のみを伝えています。

良くないですよね。
でも、やはり、なかなか言いにくいのです。
今でも、自分がアルコール依存症だということは、家族以外には公言していないのです。

すつたもんだはありましたが、(これから、少し書きますが) 
今現在は7年間、全く飲酒をしていないので、
なおさら、カミングアウトする機会がなくなった。というか。

なかなか、今更、カミングアウトする。というのもどうかな?とも思います。

スミマセン。悩ましい問題です。

アルコール専門病棟を退院して、わたしの身体は、というと、
アルコール専門病棟以前の病院から合わせて4ヶ月間、アルコールも摂取していませんし、
入院中の規則正しい生活や、モリモリ食べた食事のおかげで、
元気!元気!

長期入院というのに、顔色もアルコールを飲みまくっていたころよりは、格段に良くなっているでしょうし、体重も多少増えて、めちゃくちゃ健康体!

というわけで、
職場へも、退院してから一週間で復帰しました。

あまりに健康そうになって帰ってきたので、
一週間で復帰する。と言っても家族の誰からも反対されませんでした。

 


 ②寂しさと好奇心と後悔

職場復帰を早々に果たせて、なかなか充実した毎日を過ごせていたせいか、
ほとんど、アルコールのことは考えることなく、過ごすことができていました。

まだまだ、退院したばかりで不安な面がありましたので、
家で、夜寝る前などに、アルコール病棟で学習していたテキストなどを、真面目に読み返したりしていたのです。

この調子じゃ、大丈夫かな?」
なんて調子よく考えていた頃です。
このまま、とくに苦もなく、アルコールと縁が切れる。と、非常にナメてかかっていた頃です。

そうこうしているうちに、
何事もなく、退院して1ヶ月が経とうとしていました。

とても身体も気分も良いのですが、
何か、変な不安が湧いてきたのがこの頃です。

どんな不安か、と言いますと、

わたしの場合は、アルコール依存症になる前は、
友人とのお喋りを楽しむにしても、
職場での付き合いにしても、
大抵の付き合いの場や会合の場では、アルコールが共にありました。

わたしだけではないと思います。
気のおけない人たちと、アルコールを飲みながら、ワイワイ騒ぐ。というのは、ホント楽しいですよね。
アルコールというのは、潤滑油の役割をしてくれるので、多少の距離感も忘れさせてくれますよね。

まだ、復帰して1ヶ月。
まだ、職場の友人達などは無く、
もちろん肝臓の病気を理由にして、この先、お酒は飲めない。ということは、大抵の友人には伝えていましたので、お酒を勧められる。ということは心配しなくてもよいのですが、

なんとなく、寂しさが湧き上がってきてしまったのですよね。

みんなが、飲んで楽しそうにしているのに、わたしだけNGじゃ、盛り下げることになりはしないだろうか。

とかいろいろと。

そんな一抹の寂しさを感じてしまうと、
どうにも、頭の中からアルコールの存在が離れなくて、どうにもならなくなってしまったのです

アルコール依存症になってしまうと、
アルコールに対するコントロールが効かなくなってしまうので、
せっかく止めていても、一口、口にしただけで、
またすぐに、アルコールから離れられなくなる

ということは、アルコール専門病棟での学習で、
繰り返し学んだことでした。

って、ホントかな?
わたしなんか、他のアルコール依存症の人ほどめちゃくちゃな吞み方はしていなかったのだから、
ちゃんとコントロールできるんじゃないかな?
肝臓の病気がある。とはいえ、たま〜に飲むくらい、
そう、たまの飲み会で、乾杯のビールくらいなら、大丈夫なんじゃかいかな?

楽しい飲み会も出来なくなるという不安感と、
お酒のコントロールは、しっかり意識していると、ちゃんとできるか試してみたいな。などといった好奇心から、

アルコール専門病棟から退院して、約1ヶ月後に再飲酒してしまったのでした。

職場の帰り道、コンビニに寄って買い物していた時、突然、今書いたような感情が、頭の中でグルグル回って、
「大丈夫!大丈夫!」と念じながら、
350mlの冷えたビールを買って、そのコンビニのトイレで一気に飲んでしまいました。

その時、美味しかったか?
実は、その時のビールの味や感情は、ほとんど覚えていないのです。

しかし、その後のことはよく覚えています。

コンビニのトイレで、一本ビールを飲んだ私は、
結局、家に帰るまでに、
同じように、別のコンビニに寄って、合計3本ものビールを飲んでしまったのです。

すごく後悔しました。
アルコール専門病棟で学習したことや、
家族の顔、肝臓の主治医の先生の顔、アルコール専門病棟の先生、看護師さん、その他いろんな裏切ってしまった人の顔が頭の中でグルグル回っていました。

それでも、一度口にしたアルコールは、決してわたしを許してくれませんでした。
後悔をしながらも、この後、どうやってお酒を手にして入れようか。
ということしか、もう考えられなくなっていました。

家に戻っても、家族にバレるのがとても怖くて、努めて普通を装うことに必死でした。

「こんなんじゃ、ダメだー!」
と、とても落ち込んで反省したのですが、
その反面、
どうやって家族にバレないで、お酒を飲むか。
という問題が頭から離れなくなってしまっていました。



③隠れ飲酒

とにかく、バレないようにしなければいけない。

その時は、やめようとは思えませんでした。
あれだけ学習したのに、
「まだ、呑みたい!」としか考えられなくなっていました。

仕事の帰りにコンビニやスーパーに寄って飲むのは当然。
そのうちら家に帰ってからも、アルコールが呑めないと不安で仕方なくなり、
家でも呑めるように、度数が高いウイスキーや焼酎。キャップがしっかり閉まって、部屋に隠しておけるものなどを何本が部屋に隠しておいて、
ちびちび折につけて口にしていました。

最初にアルコール依存症と診断された以前とは比べものにならないほどの飲酒の欲求が常にありました。
渇望、といったものですか。

その反面、常にものすごい無力感でした。
落ち込み。という程度ではなかったです。
本気で「止めたい!止めなきゃ!」と思うのですが、しばらく我慢しても、我慢すると、尚更欲しくなってしまう。という、虚しすぎる無限ループでしたね。

家族、同居の母と娘、息子、いずれも気づいていたそうです。
(あとから、聞きました。)

が、聞いていいものか、嗜めるべきか、
家族もとて苦しい日々を送っていたそうです。

たった一本、ビールを飲んだだけで、
こんなに次のアルコールを渇望してしまうんだなんて。
後悔しかありませんでした。
裏切った人達のことを思うと、それこそ胸が張り裂けそうでした。
今なら分かりますが、たった一口でも呑んではいけなかったんです。

それでも、
いくら家族のことを思って胸が張り裂けそうになっても、
次の瞬間にはまた、アルコールを渇望している自分がいるんです。

どうしようもない・・。
もう、いい加減、止めたい・・・。
止めて、楽になりたい・・・,

今更ながら、自分自身が情けなく、
そして、家族がかわいそうで、
今更ながら、依存症になってしまった者に、アルコールがどれほど恐ろしいものか。
思い知らされました。

が、それでも呑まずにはいられない。

虚しくて、悲しすぎるループを繰り返していました。

 


 ④吐血、再入院

そんな無限ループに陥っていたわたしに、
思わぬ救いの神(?)が手を差し伸べてくれました。

救いの神、などと表現していいものか、
ちょっと不謹慎かもしれませんが、

このままお酒を呑み続けていいわけはないけど、
どうしても、呑みたくなって、結局飲んでしまっていたわたしは、

再度、吐血をし、
再度、救急搬送されてしまいました。

朦朧とした意識の中で、なんとなく、
「これで、とりあえず、アルコールから離れられる?」と安堵した記憶がありました。

再度吐血して、病院に搬送されて、意識が戻ってから、
家族からは、コッテリと叱られる。と覚悟していましたが、
意識が戻ったわたしの手を取って、臆面もなく涙を流して、
「そんなに、自分で自分の身体を痛めつけてどうするの!」
と、1番に、わたしの身体のことを心配してくれました。

この、吐血からの緊急入院の期間、自分の力ではなく、病気のおかげで、あれほど望んでいたのに出来なかった、アルコールを抜いての生活を送ることが出来ました。

この期間、約二週間くらいの入院期間でしたが、
ほとんどの間、アルコール専門病棟でいただいたテキストなどを読み返して学習し直して、
退院後のことを考えながらすごしました。

 


 ⑤自分がアルコール依存症と認める

吐血して搬送された病院から、退院して家に戻って、

あんなに心配をかけて、あんなに裏切ったわたしに対して、家族はとても暖かく迎えてくれました。
努めて、アルコールのことは、まだ言うまい。
とみんなで相談していたそうです。

家族の暖かさに今更ながら感謝し、
あれだけ学習したつもりだったのに、ヘタなギャンブルよりまだ悪い、アルコールを試すようなことをやってしまって、ドツボにハマってどうにも出来なくなった自分が、
今回の一件で、痛すぎるほどよく分かりました。

わたしは、アルコール依存症者です。
アルコール依存症者は、一度なってしまうと、
一口でもアルコールを口にすると、
どれだけ長い間、アルコールを絶っていても、
あっという間に以前の自分。アルコール依存症だった頃の自分に戻ってしまいます。

再飲酒してから、頭では止めたいと思っていても、どうしてもアルコールを渇望してしまう体験をリアルにしましたから、
もう、いいです。
試さなくてもよく分かりました。


わたしの再飲酒から断酒を始めるまでの体験談(?)を書かせていただきました。
最初、依存症と診断されてから。も、結構ハートに来ましたが、
再飲酒の時の方が、気持ちのブレ方といいますか、キツさは、比べものにならないくらい辛いものだったと思います。

アルコール依存症気味かしら?
と、心配されている方、
今日は飲みたくない。と思っている日も、
ウズウズと飲みたくなるようでしたら、
アルコールに対するコントロールが効かなくなってきているのかもしれません。

アルコール依存症の定義がよく分からない方は、
自分がアルコールに関するコントロールが出来るか?出来ないか?
と、考えでみたらわかりやすいかもしれません。

不安になった方は、アルコール専門の病院でも、心療内科でも、病院がハードルが高いなら、
アルコールだけではなくても、依存症の相談を聞いてくれるボランティアの団体とかも、ネットで調べられますよね。

出来るだけ、早い方が、傷は軽く済みます。

絶対に一人で悩まないで下さい。

コメント

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